
お弁当や寿司ネタの厚焼きたまご、居酒屋のだし巻きたまご、ホテルの朝食ビュッフェなど、飲食店に欠かせないたまご焼き。頻繁に使われる料理なのに、すべてをお店で手作りするには限界があり、食品衛生にも注意が必要なため作り置きがきかない食材でもあります。
たまご焼きは本来は冷凍が不向きなところ、各メーカーが技術と工夫を駆使して、便利に使えてロスのないおいしい「冷凍たまご焼き」を開発しています。
ここではミクリードの取り扱いラインナップを、試食レポートとともにご紹介。「商品がたくさんあってどのたまご焼きを選べばいい?」ぜひ迷った時の参考にしてください!
「厚焼きたまご」とは
厚みをつけて焼き上げたたまご焼きのことです。主に砂糖と醤油で味付けをした卵液を焼き重ねて作るものを指します。基本的にはだし汁を加えず、卵液のみなので固めに仕上がり、醤油による焼き目がつくところも特徴です。
「だし巻きたまご」とは
だし巻きたまごは、だし汁の入ったたまご焼きのことです。鶏卵を溶いてだし汁を加えて混ぜ、薄く焼きながら巻いていきます。だしが入る分やわらかく焼き上がり、仕上げに巻き簾で形を整えるなどします。
実際には、厚焼きたまごでもだしを使ったものや、だし巻きたまごでも甘みをつけているものもあり、厚焼きともだし巻きとも表示せずに「たまご焼き」としている商品もあります。この記事では主に「甘いたまご焼きを”厚焼き”」「しょっぱいだし味のたまご焼きを”だし巻き”」として紹介しています。
「切れてないタイプ」
切れてない1本ものの商品は、用途に応じて自由な厚さにカットできます。一品メニューとして使う場合や、おかずの盛り付けのひとつとして使う場合など、お店に合わせた使い方ができます。温めてあんをかけたり、冷たいまま薬味を載せたり、アレンジも多彩。
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「切れてるタイプ」
切れてるタイプは、そのまま盛り付けに入れることがメリットです。とくにお弁当の盛り込みに適したサイズで、カット作業による衛生的なリスクも軽減できます。また、具入りのたまご焼きは、おつまみたまごとしても楽しめます。
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ここからミクリードのたまご焼きを「厚焼き」「だし巻き」・「切れてる」「切れてない」に分けて、スタッフの試食レポートとともにご紹介します!
あわせて、だし風味や甘さの強弱・食感の固め柔らかめを★評価してみました。(個人の感想を含みますので参考としてお読みください。)なお、商品ラインナップは2024年2月時点のものです。

だし巻きたまご 1本
(152993)
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1本300g、約21×5×3cm |
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渦巻が見える断面。黄色みが濃くてあざやか。 |
■スタッフの試食レポート 「非常にシンプルで、あっさりとした味。明太子乗せやあんかけなど、味を足すメニューのベースにもよさそうです。」 |

切れてるだし巻きたまご 20切
(153275)
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20切(計280g、1切約4.5×0.9×3.3cm) |
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薄いたまごの”ミルフィーユ仕立て”の層。パック時にだしを充填して味を含ませています。 |
■スタッフの試食レポート 「しっとりとした口当たり。塩味は控えめで、やさしいだし味。ほんのりした甘みも感じます。」 |
●冷蔵庫等で「ゆっくり解凍」がメーカー推奨です。湯せん解凍でも問題なくお使いいただけますが、離水により口当たりがやや固くなることがあります。

ねぎ入り京風だし巻きたまご 12切
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12切(計300g、1切約5.5×1.7×2.5cm) |
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ねぎとにんじんを刻み入れた、手作り感のあるたまご焼き。 |
■スタッフの試食レポート 「ふっくらしっとりやわらかく、野菜の歯触りとだしの味がとてもおいしい! だしの利いた和風オムレツのような味わいです。」 |
卵白で作った「白いたまご焼き」
厚焼き・だし巻きは「厚焼き玉子・だし巻き玉子」と書くことが多いようです。一方で「生卵・ゆで卵」では「玉子」の字はあまり使われません。「卵」と「玉子」はどういう使い分けになっているのでしょうか?
「卵」は生物のたまごを指し、鶏に限らず動物にも魚にも使われる用語です。「玉子」のほうは食用にするたまご、一般的には鶏のたまごを指す言葉です。しかしこれと同時に、食用の鶏のたまごでも、殻のままのものや生の状態のものは生物のたまごとして「卵」の字、調理されたものは食用たまごとして「玉子」の字とする使い分けもあります。
こうした区別は厳密な定義ではなく習慣的なもの。今回ご紹介した商品でも各社商品名の記載はさまざまで、ひらがなで「たまご」と表記するメーカーもあります。