飲食店はもっと儲かる! おススメ高収益食材
8ジャンル25アイテム一挙総まとめ

「1STEP調理で出せるもの」だけに限定し、フードからドリンクまで8ジャンル25アイテムを紹介!ひとひねりでもっと儲かるアイデアも満載!
※ 商品の価格は2020年3月13日現在の価格となります。
相場変動や供給メーカーの都合によりやむを得ず価格や規格変更・終売とさせていただく場合がございます。
※この記事では、飲食店開業準備中の方、個人飲食店の経営者の方を対象に、
お店が儲かる収益商品におススメの業務用食品と想定メニュー単価を8ジャンル25アイテム紹介しています。
nomiya

「売上は上がっているのに、何故か儲からない・・・」
そんな悩みを解決すべく、前回  「飲食店はもっと儲かる!儲けの仕組みを徹底解説。原価計算の基礎・適正な原価率・棚卸しまで」では、原価計算の基礎について学びました。

ところで、「集客商品」と「収益商品」のことを覚えていますか?

burger

集客商品…お客さんを呼び込む目玉商品。他店と差別化するため総じて原価率は高くなる傾向にある。フロントエンド商品とも言う。

potato

収益商品…原価が低く、お店が儲かる商品。集客商品で呼び込んだ顧客に買ってもらえるよう施策をとる。バックエンド商品とも言う。

お客さんを呼び込む目玉商品「集客商品」と、お店が儲かる「収益商品」をバランスよく注文してもらい、一回のお会計の原価率が3割くらいに落ち着くのが理想的、という話でした。

そこで、今回は具体的にどのような商品を収益商品として活用していけばいいかを、総合食品卸ミクリードで販売中の、人気商品から厳選してご紹介します。 販売中の商品ばかりだから、気に入った商品があればすぐに購入できます! 届いたその日の黒板メニューから使えるよう、「1STEP調理で出せるものだけ」に限定し、フードからドリンクまで8ジャンル25アイテムを網羅しました。ひとひねりでもっと儲かるアイデアも満載! あなたのお店で使えるアイテムが必ずあります!ぜひ見てください。

これが儲かる!高収益食材!!

    目次
  1. ①フライドポテト
  2. ②枝豆
  3. ③えびせん
  4. ④ポテトサラダ・マカロニサラダ
  5. ⑤たこ焼き
  6. ⑥ぎょうざ
  7. ⑦アイス
  8. ⑧黒ウーロン茶

①フライドポテト

儲かる揚げ物といえばフライドポテト!
グラム単価の安さに加えて、かさばるので見た目に量が多く見えます。メガ盛りメニューに最適ですね!
「ポテトフライなんてもうずいぶん前からやってるよ!」という声が聞こえてきそうですが、フライドポテトがすごいのはここからです!

もっと儲かるアイデア

高付加価値のアレンジポテトへお客さんを誘導することで、客単価&粗利額がUP!

「チーズソースをかけた、チーズポテトフライ」や「トリュフシーズニングをまぶした、トリュフポテト」など、
「どうせなら、こっちのアレンジポテトがいいな」「100円違うだけならこっちがいいかな」
という、高付加価値のアレンジポテトをメニューに加えてみてください!
これが儲かります。
元々フライドポテトはやっているわけですから、新たに発生するコストは調味料のみ。
1メニューに対してほんの数円、数十円の原価で、100円プラス、200円プラスのメニューが生まれるのです。

ちなみに、高付加価値のアレンジポテトを売りたいからといって、シンプルなプレーンのフライドポテトをメニューから下げてはいけません。 お客さんは必ず比較検討します。
プレーンがいくらかわからなくては、お客さんは「お得かどうかわからない」ので、頼んでくれません。

おススメのソースと味変パウダー(シーズニングパウダー)はこちら!
※ソースやパウダーの1人前は、ポテト200g(油調前)を前提にしています。

②枝豆

コスパの優等生、枝豆!
原価が安く、誰もが好む枝豆は収益商品におススメです。なんといってもオーダー率が違います。
とはいえ、枝豆はお客さんとしても「安い」イメージがあります。
幸い枝豆は量で調整しやすいので、ターゲットとなるメニュー単価に合わせて量を調整したり、
かさばって量が多く見える「枝つき枝豆」を活用するもの手です。

しかし、ただの枝豆ではなかなか客単価が上がりません。
そこで、活用したいのが、珍しい種類や味の枝豆です。

もっと儲かるアイデア

ただの枝豆じゃないから、高くても食べたくなる。 珍しい種類・味の枝豆で客単価UP&粗利額UP!

「枝豆は主に、種類・産地・味・調理法などで分類できますが、
お客さんにアピールしやすいのは「種類」と「味」です。

・種類の場合は「通常の緑の枝豆」< 「茶豆」< 「黒豆」の順で、黒豆が最も高付加価値になります。
違いが目でわかるのが利点。
・味の場合は、「塩茹で」<「バラエティ」の順で、バラエティの方が高付加価値になります。
特にバラエティのある味は「わさび味」「燻製」など個性的で、他の枝豆との差別化が明確にできるのが利点です。

「ちょっと違うものが食べてみたいな」「このお店は珍しいものを置いているな」
お客さんの財布が緩むのはこういうときです。

高付加価値枝豆のおすすめ商品はこちら!

③えびせん

お通しに使いたい、最強のコスパスナック えびせん
ぜひお通しに使っていただきたいのが、このえびせんです。
なんといっても、原価が安い!
仕込みもいらず、油でさっと揚げるだけ、という簡単なオペレーションの上、
できたてをお客さんに提供できるのも利点です。
結構おなかにたまるので、お通しなら、1人前5枚くらいで十分かもしれません。
2名で来店された方には、がさっとバスケットに1盛りにして、ボリューム感を体感していただきたいところです。

④ポテトサラダ・マカロニサラダ

自家製も良いですが、既製品も活用したいところ。
ポテトサラダもマカロニサラダも、自家製ならもう少し原価を抑えられます。
また、あえて少し贅沢な原料を使って「自家製」を付加価値にし、メニュー単価を上げるのも良い手法です。

しかし、どれもこれも自家製にしていては手が回らない!というときは、割り切って既製品を活用するのも手です。
そのまま出しても良いのですが、「ポテトサラダベース」「マカロニサラダベース」と考えて、
お店でアレンジを加えることで、出来合い感を抑えることができます。
アレンジとしては、食感のコントラストが演出できる「フライドオニオン」や「ベーコン風サラダトッピング」、
色合いの改善に「ゆでたまご」などがおすすめです。

また、冬はチーズをトッピングしてグリルで焼き目をつけ、「ホットサラダ」や「グラタン風」として提供するなど、季節感を出し、
「季節のおすすめ」商品として売り出すのも良い戦略です。
先日、チルドサラダを加熱して食べる機会がありましたが、意外と酸味が飛んでおらず、サラダの味わいを残していました。
お店のコンセプトに合わせて工夫して、サラダが出づらい冬でもしっかり儲けていきたいですね!

⑤たこ焼き

大阪商人の常識「粉モンはやっぱり儲かる!
大阪名物「お好み焼き」「たこ焼き」などの小麦粉を使った「粉モン」は材料費が安く原価を抑えられるので、昔から商売上手の大阪商人に重宝されてきました。
小麦粉と野菜から手作りすればかなり原価は抑えられますが、まさかたこ焼きのためだけに鉄板を設置するわけにもいきません。
そこで、海外産の冷凍たこ焼きなら、原価を抑えつつ、オペレーションもレンチンや揚げで楽々。(揚げオペレーションは意外と多数派。外がカリッと仕上がります。)
ソースやトッピングを工夫して、「明太ソース」「チーズトッピング」などのバラエティを出しつつ、高単価アレンジメニューへの誘導もできる優等生です。

ちなみに、冷凍たこ焼きには「丸型」と「釣鐘(つりがね)型」という区分がありまして、
丸型」はその名の通り、職人さんがくるくる回しながら焼きあげたような、まんまるな仕上がりが特長です。手作り感が人気。
「釣鐘(つりがね)型」は、お寺の鐘のように下が平らな形で、冷凍たこ焼きといえば昔はこのタイプだけでした。出来合い感が増してしまう弱点はありますが、転がりにくく誰でも簡単に盛り付けができるので、厨房にバイトさんが多いお店におすすめ。

もっと儲かるアイデア

粉モンの代表格 お好み焼きも優秀! 居酒屋なら「ミニ」タイプがおススメ

たこ焼きだけでなく、お好み焼きも儲かる粉モン代表です。
しかし、お好み焼き1枚丸ごとおひとり様に召し上がっていただくのは重たいですし、複数人でも、切り分けが面倒でお客さんに敬遠されがちです。

そこで、おススメしたいのが、1枚あたり30g程度に抑えた「ミニサイズのお好み焼き」。
ボリュームや人数に合わせて調整が容易ですし、切り分けもいりません。
ミクリードでも、ミニサイズのお好み焼きはロングセラーで、中にはミニサイズのお好み焼きをタワーのように重ねて提供するというような、楽しい工夫をされているお店もありました。
便利で儲かる優秀な商品です!

⑥ぎょうざ

専門店の出店も増えてきた「餃子」理由はやっぱり、儲かるから!
最近「餃子酒場」とか、餃子をつまみにお酒を飲むお店の出店が増えてきましたね。
誰もが好む人気メニューな上に、具材・ソース・たれ・トッピング・調理法で、同じ餃子でありつつも、バラエティを出しやすいのも良いのかもしれません。
しかし、居酒屋チェーンが餃子専門店の出店に熱心な1番の理由は、やっぱり儲かるからでしょうね!
ご家庭でも「冷凍ギョーザ」は人気ですが、結構安いと思いませんか?
餃子の魅力は、原材料費が安いことに加えて、餃子自体が機械での製造に適した料理で、ほぼすべての工程を機械任せで製造でき、製造コストも安上がりだという点です。
このダブルの安上がり効果のおかげで、出来合いの餃子は低コストで仕入れることができるんです。
これを使わない手はないですね!

⑦アイス

賞味期限がないから、ロスの心配もない優秀デザート「アイス」!
アイスって、賞味期限がないんですがご存知でしたか?
-18℃以下の冷凍状態での品質が安定しているため、アイスの賞味期限は表示を省略して良いということになっています。厚生労働省・農林水産省の各規定によるものです。

怖い食材ロスを最低限におさえつつ、原価もほかのスイーツに比べれば安価なので、お店にとって非常に助かるデザートです。

もっと儲かるアイデア

マーブル模様にチョコチップ、季節のフレーバー・・・ 「見栄えアイス」で 高単価&楽オペレーションを両立!

バニラアイスや抹茶アイス、なんとなく白や緑一色で見た目がさみしいもんだから、チョコレートソースやナッツでトッピングしたり、ミントを添えてみたり・・・ちょっとそのままでは出しづらいなぁという印象の方も多いですよね。
でも、トッピングもただではありませんし、おまけのトッピングで利益を圧迫してはもったいないです。

そこで、ぜひ活用していただきたいのが、「チョコチップ入り」や「マーブル模様」「果肉入り」などの
ディッシャーで盛り付けるだけで映える、「見栄えアイス!」
オペレーションが簡単な上に、流行のチョコミントアイスやハロウィンにかぼちゃのアイスなど、トレンドをうまくおさえれば、バニラや抹茶などのスタンダードなフレーバーよりも高単価&高付加価値メニューに化けます。

⑧黒ウーロン茶

ウーロンハイだけなんてもったいない!黒ウーロンハイならもっと儲かる。
ウーロンハイに限らず、チューハイ類は元々とっても儲かるドリンクの優等生ですが、黒ウーロンハイならもっと儲かります。
通常のウーロンハイよりも黒ウーロンハイの方が高付加価値でより高単価に売り出せるからです。

「でも、黒ウーロン茶って、当然だけどウーロン茶より高いから利益を圧迫するんじゃない?」

と思われるかもしれませんが、粉末タイプの「黒ウーロン茶パウダー」を使えば、
1杯あたりの黒ウーロン茶の単価を6.6円に抑えることができます。
(1ドリンクに160ml使用の場合)
ウーロンハイの提供価格は大体360~390円くらいがメジャーなようですから、黒ウーロンハイなら、1杯420円や450円でも通用しそうです。

これだけ原価の安いドリンクですから、日替わりサービスや週代わりサービスでぐっと価格を抑えて提供して、お客さんにお得感を味わってもらうのもいいかも。ぜひお店のメニューに取り入れたいドリンクです。

どうやって売り込む?
収益商品へお客さんを誘導する方法

さて、ここまで8ジャンル計25アイテムを紹介してきました。
あなたのお店で使えそうなアイテムはありましたか?

しかし、いくら収益商品を準備したとしても、お客さんに選んでもらわなければ意味がありません。
では、どのようにしてお客さんの興味を収益商品に誘導すればよいのでしょうか?

1)メニューの目立つところに収益商品を掲載する

menu

人の目線は左上からアルファベットの「Z (ゼット)」の形に移動するといわれています。これを「ゼットの法則」といいます。
ラーメン屋さんの券売機で一番おすすめのラーメンが左上によく掲載されているのはこれが理由です。

飲食店では、「メニュー」にこのゼットの法則を取り込みたいところ。
左上の一番目立つところに「超速メニュー」「店長おススメ」など、お客様にとってもメリットのあるくくりで収益商品を違和感なく掲載し、朱色の筆ペンや写真を使ってアピールします。
また、グランドメニューとは別に、季節のおすすめメニューを作り、うまく収益商品を組み込むのも良い方法です。

2)店員による声かけで収益商品に誘導する

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先日、ある焼肉店で「良ければおススメの商品をご紹介させていただけませんか?」とお店の方に声をかけられ、1品1品メニューに朱色の筆ペンで丸をつけながら商品を紹介してもらいました。
気がついたら、ろくにメニューの値段も見ずに朱色の筆ペンで丸がついている商品を一通り頼んでいました。
店員さんのおススメというのはなかなか効果的だなと実感した瞬間です。
おススメのコツは、「収益商品と集客商品をバランスよく紹介すること」。
いくらなんでもやたらと前菜とドリンクばかり勧めてくる店員は不審です。
しかし、お店の看板メニューとあわせてさりげなく付け合せや相性の良いドリンクを紹介されると、
「おススメのとおり選んだほうが、自分で選ぶより良いんじゃないか」という気持ちになり、自然と誘導に乗ってしまうのです。

3)高単価&高収益のアレンジメニューを出すなら、
通常メニューを外さないこと!

imo

フライドポテトの時にも触れましたが、より高単価&高収益を狙ってアレンジメニューを発売するとき、アレンジメニューのほうを頼んでほしいからと言って、通常のフライドポテトをメニューから下げてはいけません。
お客様は必ず比較検討します。
普通のフライドポテトの価格に対して、100円違うなら「チーズ味のほうがいい」と判断してくれますが、普通のフライドポテトがいくらかわからなければ「お得感」がわからず、頼んでもらえません。
アレンジメニューの良いところは、1つのメイン材料で、複数のメニュー展開ができるところです。
ぜひ、今厨房にある在庫の中からアレンジが利きそうなものを探してみてください。
在庫をうまく使いまわせれば、食材ロスのリスクも最小限に抑えられます。

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