三陸・常磐うみのうまいもの2024 三陸・常磐うみのうまいもの2024

三陸・常磐の魅力を発信することで、本格的な復興や持続的な発展を後押しできればと、 今年も「三陸・常磐の下処理済みで時短調理できる水産品」を探してきました。ぜひお試しください。

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千葉県南房総市ハクダイ食品有限会社

【国産】くじらのたれ(くじらの干し肉) 100g

【国産】くじらのたれ(くじらの干し肉) 100g(商品番号:153837)

¥680(税抜)

くじらの赤身肉を特製の醤油ダレに漬け込み、天日で干したご当地干し肉です。国産つち鯨のみを使用し、ソフトタイプに仕上げています。エイヒレのように軽く炙り、手で細割きにし、付け合わせは七味マヨネーズでの提供がおすすめです。

商品
レビュー

まるでくじら版エイヒレだけどエイヒレより柔らかくておいしい!

焼き加減

冷凍のまま網焼きし、表面ジュクジュクが完成の合図

炙ってちぎって七味マヨがおすすめ

炙ってちぎって七味マヨがおすすめ!

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【千葉県産】てっぱつ真あじフライ 3枚

【千葉県産】てっぱつ真あじフライ 3枚(商品番号:153825)

¥1,740(税抜)

”てっぱつ”は房州弁で”結構大きい”という方言です。150gオーバーのビッグサイズで見た瞬間”これはデカい”と感じる、千葉県産の特大真あじをフライに仕立てています。千葉県南房総の加工場で、ゼイゴ・腹骨取りなど全て手さばきをした、ほどよい脂のりの、ふっくらとしたあじフライです。

3枚パック

3枚入り小パックで使い切りやすい

身厚でふっくら

大ぶりのアジなので身厚でふっくら

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ハクダイ食品有限会社をもっと詳しく!南房総に伝わる鯨食文化を守り、広める「ハクダイ食品」

名産の「くじらのたれ」をはじめ、江戸時代から独自の鯨食文化が育まれてきた千葉県の南房総市。近年ではその栄養の高さなどから鯨肉が注目され、現代のスタイルに合わせた多彩な加工食品も作られています。今回は南房総市の千倉町にある老舗の加工会社「ハクダイ食品」で鯨肉の魅力や商品のこだわりなどについて伺いました。

南房総で鯨や海鮮と向き合って約100年。

千葉県南房総の先端に位置する千倉町。目の前に太平洋を望む場所に本社工場を構えているのが、ハクダイ食品有限会社。鯨やさまざまな魚の加工製造を行う、老舗の加工会社です。「弊社は1928年に創業し、代表取締役である父が3代目で、私が4代目になります。当初は鮮魚の行商などを行い、次第に鯨肉を中心に取り扱うようになりました」と話すのは、営業担当の大川航平さん。

江戸時代から続く鯨食文化を守るハクダイ食品
江戸時代から続く鯨食文化を守るハクダイ食品

南房総には江戸時代から約400年続く、鯨漁の歴史があり、鯨肉は貴重なタンパク源として食べられ、鯨の内臓や骨は肥料、鯨油は農薬などとして活かされてきました。

当時から伝わる千葉県南房総の郷土料理のひとつが「くじらのたれ」です。「たれと言っても液体ではなく、ジャーキーをイメージしてもらうとわかりやすいと思います」と大川さん。かつて、くじらのたれは家庭ごとに作られていたと言います。「今でも、この地域のお正月やお祭などで振る舞われることもあり、地域に根付いている味です」。

ハクダイではさまざまなタイプの「くじらのたれ」を販売
ハクダイではさまざまなタイプの「くじらのたれ」を販売

この郷土料理のおいしさを全国へ広めたいと、ハクダイ食品はくじらのたれを商品化しました。以降、南房総の名産として知られるようになり、地域にはたくさんの製造工場ができましたが、鯨食文化の衰退とともに今でもくじらのたれを作っている工場はわずか数社となってしまいました。それでもハクダイ食品はおいしさや昔ながらの作り方にこだわりながら、現代のスタイルに合わせたタイプの商品を考案し、この伝統の味わいを守り続けています。

ハクダイ食品の営業担当・大川航平さん
ハクダイ食品の営業担当・大川航平さん

高タンパク・低カロリー。栄養豊富な鯨肉。

全国的に衰退が続いていた鯨食文化ですが、近年ではその栄養の高さなどから再び注目を集めています。鯨肉は牛肉、豚肉、鶏肉に比べて高タンパク、低脂肪、低コレステロールでヘルシー。ビタミンAの他、疲労回復効果が高いバレニンという成分も豊富に含んでいます。

また、大川さんは「他の魚種の不漁が続く中で、鯨は安定して供給ができており、全国の展示会でもバイヤーの方から強い引き合いがありますね」と説明します。その中でハクダイ食品では、初めて鯨を食べる人向けの商品、鯨をよく食べる人向けの商品など、しっかりとターゲットのことを考えながら商品づくりをし、そのおいしさにこだわっています。

そんなハクダイ食品が製造する商品の中で、ミクリードで取り扱っている同社の商品についてご紹介します。

ハクダイ食品の本社
ハクダイ食品の本社
本社隣接の直営店には多彩な鯨の加工品が並ぶ
本社隣接の直営店には多彩な鯨の加工品が並ぶ

伝統の味を食べやすい切り落としタイプで!「くじらのたれ」

江戸時代から伝わる南房総の郷土料理「くじらのたれ」。ハクダイ食品では昔ながらの作り方にこだわり、ツチクジラの肉を100%使用。醤油や塩をベースにした独自のタレで一晩漬け込み、天日で干しています。大川さんは「天日干しに、時間をかけてゆっくり乾燥させることで、より身がふっくらと仕上がります。」と説明してくれました。

また、従来のくじらのたれは食感が硬いものが一般的でしたが、同社では、厚切りで食感がソフトな食べやすいものもラインナップ。そのうち、ミクリードでは、鯨肉が初めての人でも使いやすく食べやすい、切り落としタイプをご用意しています。「エイヒレのように軽く炙って、お好みでマヨネーズや七味をつけて召し上がってください」と大川さん。実際にエイヒレとセットにして食べ比べできるように提供している居酒屋もあるそうで、お酒のおつまみにぴったりの一品です。

大ぶりでも2枚、3枚食べられる!「てっぱつ!アジフライ」

「『てっぱつ』とは房総弁で大きいという意味です」と大川さん。ハクダイ食品の「てっぱつ!アジフライ」では、銚子産の真アジを使用。通常では規格外になるほど大きいアジは、身に脂がのりすぎていないため、揚げてもくどくならず、フワフワ、サクサクの軽やか味わいに。熟練の職人が手作業で骨抜きも行っているため安心で、同社が経営する飲食店「せん政水産」でも一番人気の商品です。「身はかなり大きいのですが、2枚、3枚ペロッと食べられるお客さんが多いですね」と大川さん。そのおいしさや食べ応えはもちろん、見た目でも喜ばれるメニューになりそうです。

てっぱつアジフライ

鯨食文化を守るため、魅力を多くの人に。

最後にこのページをご覧の皆さんへメッセージをお願いしました。
「なかなか鯨を食べるきっかけは少ないと思いますが、一度試していただければ、そのおいしさが伝わると思います」と大川さん。さらに鯨食文化への思いを語ってくれました。「鯨はある程度の数を捕らないと、他の魚が減ってしまったり、さまざまな問題につながってしまい、また鯨肉は食糧不足の際にも大きく役立つと言われています。いただいた命を大切に感謝しながら、これからもおいしい商品づくりや鯨の魅力発信に努めていきます」。実際にハクダイ食品では、南房総市内の小学校の給食で同社の鯨コロッケを提供するなど、将来を見据えながら、地域や日本の鯨食文化を守り、広めるための活動に取り組んでいます。

2024年9月掲載の「三陸・常磐 うみのうまいもの」はこちらから!

2023年9月~2024年1月掲載の「三陸・常磐のうまい水産加工品」はこちらから!

2022年9月~12月掲載の「東北のうまい水産加工品」はこちらから!

2021年10月~12月連載の「東北のうまい水産加工品」はこちらから!



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