

居酒屋のふぐ料理は
これでいい!
ふぐづくし特集
「福を招く」とされる縁起のいい冬の魚、ふぐ。とらふぐの刺身となれば高級専門店の独占市場ですが、居酒屋で提供するのならこんなふぐ料理はいかが?無理なく調理できて、無駄なく提供できる、居酒屋メニューになじんで季節を演出するふぐの加工品をまとめて一気にご紹介します。この冬のメニューに、ぜひ。

ふぐと言えば
「毒」と「免許」
最初に食べた人、すごい。ふぐの毒

料理のふぐのことを別名「てっぽう」と言います。てっぽうの刺身を「てっさ」、てっぽうのちり鍋を「てっちり」と言ったりします。もちろん由来は「ふぐも鉄砲も当たると死ぬから」です。
その猛毒から豊臣秀吉が禁止令を出したとか、伊藤博文が下関で禁止されているはずのフグを食べ、そのおいしさのあまりふぐ食解禁をしたとか、歴史上の人物の逸話としても登場します。
ふぐ毒であるテトロドトキシンは青酸カリの1000倍も強いとされる神経毒。解毒方法はなく、どうにか生命維持をしながら体から毒が排出されるのを待つしかない、恐ろしい毒です。
ふぐの話をすると「最初に食べた人や、死人が出てからも食べ続けた人、すごいね」なんて会話になりますよね。
全国でバラバラ、ふぐ調理師の免許や資格

そんな猛毒のふぐを捌くのだから、「ふぐ調理師免許は国家資格だろう」と思うかもしれませんが、実はそうではありません。都道府県によって、取得に必要な実務経験や技術・知識も、試験の内容も違うのです。取得できるのも「免許」だったり「資格」だったりさまざまで、なんと試験がなく講習だけでふぐ取扱資格が取れる地域もあるそうです。
ふぐ食は地域性の強い食文化で、ふぐ食の根付き方や獲れる魚種の違いなど、各地で違いが大きかった歴史によるようです。
ふぐ加工製品をご提供いただくにあたって
東京都では令和4年、ふぐの取扱い規制条例が改正され、ふぐ加工製品取り扱い届け出制度が廃止されました。これにより東京都では、適切に処理され適切な包装や表示をされたふぐ加工製品について、届け出や取扱資格は必要なくなりました。同様の条例改正は、埼玉県・千葉県・神奈川県などほかの自治体でも行われています。
届け出制やその廃止は全国一律ではなく、各自治体の条例によります。掲載商品をメニューに使用する際には「ふぐ加工製品の提供について届け出が必要か不要か」を自治体や管轄保健所にご確認ください。

ふぐにも種類がありまして
現在食用が許されているふぐは22種類、それぞれに食べていい部位が定められています。今回ご紹介するふぐ加工品の原料のふぐについて簡単にご紹介します。
とらふぐ | 言わずもがなの「ふぐの王様」です。養殖ができるようになったことで比較的安価でおいしい刺身や鍋が楽しめるようになりました。 |
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まふぐ | トゲがなくなめらかな魚体なので「なめらふぐ」とも言われます。刺身・揚げ物・鍋などなににしてもおいしいふぐ。 |
ごまふぐ | 皮に細かい点のようなもようがあることからその名があります。毒はあるものの非常に弱い量であるとされています。水分の多いしっとりした身質が特徴。 |
しろさばふぐ・ くろさばふぐ |
もようがさばに似ていることがその名の由来。毒を持たないふぐ。小ふぐと言われる加工品はこれであることが多く、一夜干しや揚げ物によく使われます。 |

冬に食べたい、ふぐメニュー

ふぐのたたき 500g
新鮮なごまふぐの表面を炙り1本づつ真空包装加工しました。タタキ特有の歯応えと、少しさっぱりした味わいですので、冷菜として通年で人気なつまみです。
半解凍後、お好みの厚さにスライスしてください。
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歯ごたえのある身質なので、ふぐ刺し同様うすめのスライスがおすすめです。
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1本75g前後、おおむね6~7本入です。長さ14cmほど。1本ずつ個包装されていてロスなく解凍できます。

ふぐ皮の湯引き 500g
とらふぐの皮を湯引きし、千切りにしました。自然解凍で食べられます。むちむちした独特の食感が味わえます。
解凍後、そのままお使いください。
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解凍後そのまま使えるのが便利! 写真の量で約30gです。
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ぽん酢をかければふぐ皮ぽん酢に。もみじおろしや薬味を添えて。
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ふぐ皮キムチなど、創作珍味もすぐできます。
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「ふぐのたたき」と盛り合わせて。

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1尾55g前後、16~20尾入。厚みのある小ふぐで、しっかり引き締まった身の旨みが味わえます。骨がありますが身離れはいいです。焼けたヒレが香ばしさを添えます。

小ふぐの唐揚げ 1kg
小ぶりのフグを1匹1匹丁寧に皮引き(身欠き)し、唐揚げ粉をまぶしました。丸ごと食べやすいように仕立てた商品です。(26~40尾入)
冷凍のまま、約170℃で3~4分間揚げてください。
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ほどよい味付きの唐揚げ粉が付けてあり、揚げればそのまま提供できます。レモンやすだちをちょっと絞ったり、薬味塩をちょっと振ると風味がぐっとよくなります。
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ふっくら旨みのある身。小ふぐなので骨ごと食べていただけます。

ふぐ串揚げ 14本
珍しいふぐの串揚げです。サクサクの衣で包んだふぐのふわっとした身の食感がたまりません。定番串揚げに差がつく一品です。
冷凍のまま、約170℃で約3分間揚げてください。
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3枚におろした小ふぐのフィレを串打ちしてパン粉を付けました。
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ふっくらサクッと旨みのある白身魚の串揚げが楽しめます。下味程度なので、ソースなどを添えてください。

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季節の魚の天ぷらとしておすすめです。尾付きで姿よく揚がります。ソテーなど天ぷら以外にもどうぞ。

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1片5~10g、骨付きのブツ切りです。カット幅が同じなので、尾部側は小片になります。
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鍋物・煮物に。
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ふぐ汁に。

とらふぐの皮の煮こごり 1本
国産とらふぐの皮を使用し、風味豊かな高知県産ゆず果汁で、口当たり爽やかな煮こごりに仕上げました。
半解凍後、お好みのサイズに切り分けてお使いください。
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約25×4×2.5cm。半解凍で切るとふぐ皮が抜けにくいです。原料中ふぐ皮を19%使用しています(仕込み時)。

ふぐ皮とふぐ白子のすり身蒸し 18個
ふぐ白子入りのタネにふぐ皮を散らし、透き通る葛皮で仕上げた蒸し物です。アクセントとして、ぴりっと一味唐辛子を利かせたすりおろし人参を包んでいます。
冷凍のまま、蒸してください。お好みでだし汁やぎんあんをかけてください。
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1個約40g、φ約4.5×3.5cm。蒸し上りは皮がくっつきやすいので、手や道具を水で濡らして扱ってください。

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粘りのある昆布の旨みと、歯ごたえしっかりのまふぐの身を、しっかりとした塩味で味わえる、お酒に合う珍味です。
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プラ容器入りで使いやすい!

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ふぐと相性がいい唐辛子がぴりっと効いた珍味です。パッケージ記載の「馬関造り」の馬関とは、ふぐの名産地・下関の旧称です。

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約17×13.5×3cm。お好みのサイズに切り出してお使いください。すり身と卵白でほどよく固めていますので、お箸で食べられます。

とらふぐ焼きひれ 50g
国産のとらふぐのひれを丹念に干し上げて遠赤の火でじっくり焼き上げました。とらふぐ焼きひれだけの香ばしい風味を熱燗で是非ご堪能ください。
熱燗のお酒に入れ、フタをして約2分そのままにします。フタを少しずつ取りながら火をつけ、もう一度フタをして、約1分たったら出来上がりです。
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チャック付き袋入り。ヒレは大小ありますが、おおむね100枚ほど入っています。(そのままかじってもおいしいんですよ)