

まったり、とろり。
真だら白子特集
たらの卵巣が「鱈子」、精巣が「白子」。白子には地方名がいろいろあって、特に北海道の「タチ」、東北の「菊」、京都の「雲子」がよく知られます。「菊」「雲子」は白子の見た目に由来しています。「タチ」はマタギ用語の獣の腸の呼び名が基になっているとされるものの、そもそも獣の腸がなぜタチなのか、それがなぜタラの白子もそう呼ぶようになったのか、はっきりわからないそうです。
とろりクリーミーな食感、ほかのものには代えがたい独特の旨み・甘み、好きな人にはたまらない冬の味覚、白子。冬のメニューに使える白子をご紹介します。

旬のメニューに、生白子

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白子のヒダの太さ細かさは個体差があります。
真だら白子の下準備
ただ切って加熱するだけでも使えますが、下準備をするとよりおいしく、安心して提供できます。
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1あらかじめオゾン水で洗浄された商品ですが、ぬめりや血の残りなどをやさしく水洗いしてください。
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2筋(白子をつなぐ赤黒い部分)があれば切り落とします。丁寧に掃除すると食感がよくなります。
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3用途に合わせて食べやすいサイズに切り分けます。
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430~40秒を目安に湯引きして火を通します。お湯は沸騰させず70~80℃ほどの温度で。
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5氷水で熱を取ります。この氷水に少量の酒を入れておくと水っぽさを感じにくくなります。
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6キッチンペーパーなどで水気を取って、提供や調理の下準備完了です。
※鍋や汁物の場合は、生から直接調理・提供してください。
※湯引き白子など、温かいまますぐに提供する場合は、氷水で締める必要はありません。

解凍するだけ、焼き白子

殻盛り焼き白子 8個
真だらの白子をあわび殻に盛り付け、スチームボイル後に焼き目を付けました。解凍するだけで焼き白子が手軽に提供できます。トースターなどで軽く温めると一層おいしくおすすめです。
解凍後そのまま、または温めてお使いください。
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お刺身盛り合わせで存在感のある目玉になります。殻込みで1個約40gです。
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ホワイトソースとチーズを乗せて、殻乗せ白子グラタン焼きに。加熱不足の心配がなく、温まってチーズが溶ければ完成。

衣サクサク、カダイフ揚げ

真鱈白子のうに揚げ 15個
濃厚な白子と練りうにカダイフの衣をつけた、手の込んだ仕込みをした一品です。揚げるとパリパリサクサクの衣が広がります。見た目も華やかな料理が簡単に提供できます。(1個約20g)
冷凍のまま、約170℃で1~1分半揚げてください。